鯛ラバ(鯛ラバ)はフォールを意識する!

鯛ラバ(鯛ラバ)はフォールを意識する!

鯛ラバ(鯛ラバ)のフォールに注目してみる

鯛ラバ
鯛ラバのウェイトはその釣り場の水深を基準に選択することが基本だと思いますが、単に「深い=重い」と言うことではなく着底時の
ラインの角度を意識したウェイト選びが重要になってきます。パラシュートアンカーを使用したバーチカルな釣りでは、一見垂直に落ちた方が底取りもし安く
有利だと思いがちですが、垂直すぎるのもNGで若干の角度(おおよそ45度くらい)が真鯛の反応が良いとされています。もちろんその日状況で、
風や潮の流れも変わってきますので、それらに影響を受けやすいドテラ流しなどの場合も同様、ウェイトの細かい微調整が必要となってきます。

ではなぜ、ライン角度が必要なのでしょうか?
それは、同じ水深を広く探り食わせの間を与えてやる為です。つまりどういうことかというと、真鯛などの魚は水深の変化に弱く、自分のいる水深を基準に上下5m~6mを超えて餌を追うことは少ない傾向にあります。
鯛ラバを上下垂直に動かす場合と少し角度をつけて動かす場合とでは、後者の方がその上下5m~6mの間を長く、広く通過させることのできるということになります。
それでは、より多くの角度をつけて、鯛ラバ(タイラバ)を操作するのが良いのかというと、そうではありません。糸ふけが出すぎてしまうと、
感度も悪く底どりがしにくくなってしまい、当たり気付かなかったり、フッキングが決まらないといったことにもつながりますので、ある程度の角度(45度程度)を意識しましょう。

鯛ラバ(タイラバ)の基本は、等速巻きといわれておりますが、私はフォールに関しても同じくらい重要性を感じています。
なぜなら、私の経験上、着底後の巻き上げたタイミングでヒットするというパターンというのが一番多く感じられることから、フォールの方が魚が興味を持ちやすいと感じています。
また、よく同船している釣れている人と同じ速度をまねてみると良いといわれていますが、やはり連れている人にはバイトが集中する傾向にあり、これは巻き速度ではなくフォールスピードに釣果の関連性があるのではないかと考えたからです。

鯛ラバのウェイトだけではなく、使用するリールでもフォールスピードは変化します。サミングを行うベイトリールでは指でフォールスピードを調整でき便利ですが、スピニングリールの方が同ウェイトの場合でも、完全フリーで沈下できることから着底までのスピードが速くなるなどの違いがあります。道具に余裕があるのであれば、スピニングとベイトを使い分けることで、様々なフォールバリエーションができます。

鯛ラバのフォールとヒットの関連性をもっと意識することでもっと釣果はかわってくると考えています。皆さんも是非「鯛ラバ(鯛ラバ)のフォール」に注目してみてください。

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